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スライドゲートとは、戸当り上部についている開閉器を回し、扉体を上下にスライドさせて止水する最も一般的で単純な構造のゲートです。

扉体についている水密ゴムが、戸当りと密着することで水を止めることができます。

川、用水路、ため池など応用できる場所は多岐に渡り、スライドゲートの種類も様々あります。

アルミフラップゲートとは、堤防に設置される逆流防止用のゲートです。弁状の構造で、水が一方向にしか流れないようにすることができます。

水圧が強い場合は、材質を鋼・ステンレスに変更し桁をつけて補強する場合もあります。

斜樋ゲートとは、農業用ため池に設置する取水用のゲートです。

取水口は傾斜面に上から順に複数並んでおり、農業に使用しても冷たすぎない水を供給するために、水面に一番近い取水口から水が流れるようになっています。

起伏ゲートとは、扉体の底辺部分にあるヒンジを軸にして起き上がるタイプのゲートです。

川や水路の水量を調節し、その上流には取水用のゲートが必ず付いています。

設置場所の幅が広く、扉体を吊り下げるのが難しい場合に用いられます。

ラバーゲートとは、ゴム引布製起伏堰のことです。

起伏ゲートと役割は同じで、こちらは巨大なゴムが膨らむことによって水を止める仕組みの構造です。

鋼・ステンレス製のゲートよりも安価で設置することができます。

ゲートの付帯設備として、管理橋や防護柵、スクリーン(除塵設備)や鋼製掛樋などがあります。

現場の状況に応じて、必要になる付帯設備のご提案をいたします。